サイフを大量に作り続けた話

この記事をシェアする

先月末に友人からの指摘を受け、自分なりに縫製の練習を重ねる日々。

サイフの仕様を大きく変更してみました。

まず、指摘を受けた点を自分なりに考えてみると大きく2点に絞られます。

① 縫製能力が低い

プロの目から見て「直線縫いや糸調子合わせ」など、基本的な技術は何とかクリア出来ているとの意見をもらえました。

布の厚みが違っていたり、端っこギリギリの箇所を縫う際に粗が出てしまうため、型紙や作業工程を見直すことで改善できないか?と案を練りました。

 

 

② プロでも難色を示す工程がある

一番仕上がりに影響のある「内側パーツ」と「外側パーツ」の縫合(つなぎ合わせる)工程が「完全に運任せ」との意見がありました。

ここは、合皮から薄い布に素材を切り替えて「袋縫い」をすればクリアできそうですが、ペラペラの生地だと自立できずサイフがクシャクシャになってしまいます。

適切な硬さをもつ合皮はとても重宝していたのですが・・・

 

布のように薄くて、ある程度の硬さを持つ素材といえば・・・

真っ先に思いついたのは「セイルクロス」

ヨットの帆の生地として使われており、強度面ではお済み付きです。

問題は入手ルートがあまり無いという点。

調べて見ましたがミニマムロットが大きく、サイフ制作にはコスト高でした。

 

 

類似する様々な生地を探して「X-Pac」なる生地を発見。

調べてみるとこの生地を使用したリュックや小物が大量に市場にあり、その中に「サイフのカテゴリー」がありました。

一般的には「ハイカーウォレット」「山財布」と呼ばれるカテゴリーのようです。

その形状は様々な種類があり、自分もサイフを作っていることからなにかの縁を感じました。

 

 


早速ネットショップにてX-Pacの生地を購入。

薄手ながらも適度なコシがあり合皮よりはペラペラですが、2枚重ねることで硬さの問題は解決できそうです。

丈夫に出来ているためアウトドア用品には理想的な生地に思えました。

 

 


早速新しく作った型紙を元に縫製を開始。

 

 


小銭入れの作り方も洗練されてきました。

生地をX-Pacに変更しただけで、一気にアウトドア感が増しました。

素材の力ってすごい・・・

今までの作品とは経路が違う作品に仕上がったため、過去の作品達と並べて比較してみました。

 

 


これらひとつひとつに思い出が・・・

あの頃から考えるとまったく別モノになったなあ。


作るきっかけとなったサイフと比較。

ペラッペラです。

「サイフ自体を軽くする」という課題はクリアできました。

世に出すことを視野に入れて完成度を高めていきたいです。

 

【NEXT >>】

ファスナーとかのアクセント

この記事をシェアする

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です