前回に引き続き“ オリジナルメモ帳の作り方” 仕上げ編。
前回の奮闘模様はコチラから↓
表紙を付ける前の検品作業
木工用ボンドで接着して固めた「中身」となる部分を検品します。
見た目ではそんなに変わりませんがNGの方は若干段差が付いています。
ささいなことですが“1mm以上の段差”があると、仕上げの段階でいびつな形になってしまうため検品の時点で間引きます。
NG品は段差の部分をカッターナイフで切り離し、綺麗に整えてから再度ボンドで接着することで修正が可能。
いよいよ表紙の制作
長く続いたメモ帳制作も佳境に入りました。
「表紙」と「裏表紙」を丁寧に切り分けていきます。
裏表紙の加工方法
裏表紙は1mm厚の固めのボール紙を使用。
両端に4.5mm径の穴を空けます。
「ハトメリング」を通して仮留め。
打ち棒を使ってゴムを裏表紙に固定。
(※平ゴムをある程度余裕を残してから作業すると後々の行程が楽です。)
一気に市販のメモ帳っぽい感じになりました。
表紙内側の不要なゴムをハトメリングのギリギリでカットします。
取り出しましたのは「布のほつれ止め液」。
ゴムがほつれていく前にサッと一塗り。
塗ると塗らないとでは仕上がりが大きく変わってきます。
左から「表紙」「裏表紙」「中身パーツ」
最後の仕上げ「製本作業」
ここまで来ればあとひと息。
「表紙」に貼り付けます。
次に「中身パーツ」を製本テープでくるむように貼り付けて、
ボンド側の面にしっかり接着させます。
オリジナルメモ帳が完成!!
裏面のひと手間かけたゴムバンドが実に“ソレ”っぽく、市販品のように見えます。
さっそく使ってみた
ワクワクしながら表紙をめくってみました。
ちゃんとメモ帳として使えます。
当然と言えば当然なんですが、いざ自作すると
「うわっ!ちゃんと使える! スゲ〜〜〜〜ッッ」
となるから不思議です。
一度作ってしまえば後は流れ作業。
今後もいずれオリジナル性の高いメモ帳も作ってみたいですね。