15年以上使っていた手帳。
「良い仕事に恵まれますように」と、ある方からプレゼントされたもので非常に愛着のあるアイテムです。
長く使い続けたため経年劣化で破損した箇所が目立つ様になりました。新たに既製品を購入しようと検討。
なかなかピンと来るものに巡り会えなかったので自作してみました。
表面が傷つくのを避けるため、自作したレザーカバーで保護していましたが、移染してしまった模様・・・
自作するのならカッコ良いのを作ろう! と思いましたが、結局は元々のタイプに近い形状になりました。
完成図を元にしてパーツの構成を考えていきます。
並べて見て思う、意外と多い・・・
スナップは破損したときの修理が大変なので、ベルト部分は差し込み式を採用しました。
型紙に沿って革をカットしていきます。
この辺りは割と優雅に作業できてます。
カットしたパーツを仮組みして完成したイメージを膨らませます。
大体こんな感じになるのか・・・ と紙面では味わえない「立体感」に胸躍らせていました。
まずはポケット部分の作成。
豆カンナにてヘリ落とし、サンドスティックで丸みをつけていきます。
革全体に水を含ませて柔らかくして、「稔(ねん)=溝」を押して、
ガイドを付けた型紙に沿って刻印を押して自然乾燥。
充分に乾燥したら裏面にトコノールを塗り込んでコバ磨き。
ガラス板を使ってピカピカに磨きます。
ポケットパーツひとつ作るにも手間暇かけると仕上がりのレベルが向上するので丁寧に行います。
ヘリをウッドスリッカーで磨き、仕上げに帆布で磨けば完成。
次回は手帳本体を作っていきます。
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手帳カバーの自作日記 その2【コツコツパーツ作り編】