数々の試行錯誤とハプニングを乗り越えて「鉛筆キャップロケット」怒濤の完結編。
※火気を扱う事になるため十分にご注意ください。
※万が一の場合に備えての消化手段は準備した上での実験です。
火災・事故につきましては一切の責任を負いかねますのであらかじめご了承ください。
前回までのあらすじ
ZIPPOライターは長時間火をつけたままにすると大変危険ということが判明した。
以前の実験にて、反省点の全てが「ZIPPOライターの取り扱い」に集約されるという結果を踏まえ安全面の強化を図りました。
第三回 発射実験
今回は初回と同様「海岸の浜辺」を選択。
時間の制約に縛られることのない休日を選んで実験を開始しました。
アシスタント(主に撮影係)としてデザイナーのミムラさんを召喚。
休日でのんびりしているところを無理矢理連れ出しました
ロケットの暴発を想定して盾(雪遊び用のソリ)を装備してもらい撮影を任せます。
初心に戻って
空き缶を加工して「簡易風防」を作成。
強めの横風を受けても中の熱源には影響が無かったため、
初心に戻り「ロウソク」を使っての実験を行います。
(´-`).oO(というよりZIPPOが怖い・・・)
周囲をガッチリと石で囲んで準備完了。
・・・と安堵した瞬間、強い突風に煽られロウソクの火が消えてしまいました。
結局、前回痛い目を見たジッポライターを設置することに。
暴風壁もアウトドアで使用する本格的な物(ウィンドスクリーン)に変更しました。
もの凄い勢いで
三度目の正直、今度こそ成功させるぜ!
と、息巻いて実験を始めましたが・・・
爆発しました\(^o^)/
その瞬間を収めた動画がコチラ ↓
※ 一瞬の出来事に驚き体をかわしたため最後はカメラがブレまくってます
「パシュッ」
と音がした瞬間、辺りの砂が巻き上がりました。
発射台から数m先に落ちたロケットを発見。
“噴射口の部分” がポッカリと開いていることが確認できます。
ペンチを使用してやっと閉じられる硬度のアルミパイプが圧力で変形・・・
破裂の原因は「燃料の過多」と「噴射口の締め過ぎ」と思われます。
実験には失敗が付きものと思ってはいましたが、ここまで危険な物とは・・・
危機管理の不足を改めて痛感しました。
↑↑↑ 一連のリアクションに苦笑するミムラさん ↑↑↑
この日の実験はこれにて終了。
次回に向けて真摯な気持ちで挑むきっかけとなりました。
鉛筆キャップロケット それから
~ 数日後 ~
二回目の実験で足を運んだ「運動公園」にてロケットを飛ばす準備をしていました。
ZIPPOライターに引火。
燃料の調整不足による爆発。
ここまでくればもう恐れるものなどありません。
「ちゃんと飛ばすまでやってやろう」と半ば意地になってきた4度目の実験。
結果は・・・
飛びました。
今まで見たことない白煙が上がり、
「ショワァアアァアア」と音が鳴った次の瞬間
発射の方向と逆に向いて上空へ飛んでいきました。
その瞬間がコレ ↓
まさかホントに飛ぶとは・・・
「どうせまた失敗するんでしょ?」と茶番前提で構えていたため発射するタイミングが掴めず、飛び立ったロケットにカメラが追いついていません。
それにしても飛びました。
やっとここまで辿り着けました。
しっかりと飛び立つところまで来たというのに、
「飛んだ!? えっ? うそ? 」(疑惑)
貴重な感動ポイントをしっかりと逃しました・・・。
少し時間を置いた後、カメラで何度も確認。
「あぁ、このロケットはこんな感じで飛んでいくんだ」
と、長く疑問に思っていたことが解決して涙がでそうになりました(叶う物なら肉眼で見たかったです)
しかしながら不安定な飛行っぷりに「全力でバンザイ!」という気持ちにはなれません。
いつの日か、まっすぐ飛ばせるその日まで。
その時はまた記事をまとめてご報告したいと思います。