前回に引き続き、「スネークノット」で編むパラコードストラップ応用編。
オプション追加で1ランクアップの仕上がり
今回ご紹介するストラップは上記3種類。
「カラビナ」や「コードアジャスター」、「コードストッパー(コードエンド)」や「ストラップパーツ」を追加して制作します。
【コードアジャスター】
スライドして調節することが可能。
ストラップを手首に巻いた状態で締めると、落下防止への安心感が増します。
【コードストッパー(コードエンド)】
取り付けることでコード先端を溶かした「粗」を隠すことができ、仕上がり度が1ランク向上します。
1本のパラコードで作る「単色ストラップ」
まずは一番簡単な「1本のパラコード」で作るストラップの作り方。
用意する物は「パラコード」「カラビナ」「コードアジャスター」「コードストッパー(コードエンド)」
「80cm」のパラコードで「約22cm」のストラップが作れます。
カラビナをくぐらせる輪(約1cm)を作った後、スネークノットで編んでいきましょう。
好きな数の結び目を作ったら(今回は8つ)「コードアジャスター」を通して、
先端をバーナー等で炙り、「コードストッパー」を被せて封印。
各部の結び目を調整して完成!
見た目や構造がとてもシンプルですが、パーツ次第で大きく化けます。
2本のパラコードで作る「2トーンカラーストラップ」
次は「2本のパラコード」で作るストラップの作り方。
単色のストラップには無いカラーコーディネイトが楽しめます。
好きな色のパラコードを2本用意。
「160cm(80+80cm)」のパラコードで「約22cm」のストラップが作れます。
前回ご紹介したように2本のコードを炙り、接着してスネークノットを施していきます。
ある程度の結び目に達したら「コードアジャスター」を通して、
炙ってほつれ止めしたコードの端を「コードストッパー」に入れて封印。
各所を調整して完成!
単色(1本)で作ったストラップに比べると、彩りの幅が広がるので複数作ってみたくなります。
少し変わった「変化型 2トーンストラップ」
2色のコードを炙って繋ぐ手間が無く、両端が「輪」になっているので「コードエンド」で塞ぐ手間がありません。
少し手間が掛かりますが色の配列もこれまでの物と異なるので、編み方を覚えておいて損はないストラップです。
用意するのは2色のパラコードと「ストラップパーツ」。
グレー(輪になる方)が「120cm」、赤色の方は「70cm」でカットします。
【01】
短い方(70cmのコード)を半分に折り、「ストラップパーツ」をちょうど中間になる箇所へ配置。
【02】
長い方(120cmのコード)はスネークノットで結び目を作りつつ、写真の状態にします。
【03】
結び目を作った箇所に赤色のコードを通します。
コードの通し方が若干分かりにくいので注意してください。
【04】
コードを通し、約7cmほどの箇所で縛ります。
裏返すとこんな感じ↑↑
【05】
ここから本格的な「スネークノット」に入ります。
コツは点線で囲った部分を「2本ひと組」で考えること。
最初は少々戸惑いますが、2本のコードを「グループ」として考えることが重要です。
【06】
「2本ひと組」を意識して「スネークノット」を開始。
芯のパラコードが今までの編み方と異なり、太目になっているので結び目の調整は丁寧に行ってください。
【07】
お好みの結び目を作ったら、
「ストラップパーツ」側にスライドさせます。
【08】
写真の状態 ↑ にして、今度は赤色のコードを編んでいきます。
ここも同じく「2本ひと組」を意識してスネークノット。
結び目をひとつ作る度に丁寧に調整していきます。
【09】
こちらもお好みの結び目ができたら、
ギリギリの箇所をハサミでカット。
各所を調整して完成!
一度編んでみれば「あぁ、なるほど!」と構造が理解できると思います。
なにかと汎用性の高いスネークノット。
いろいろ組み合わせてオリジナルのストラップを作ってみてください。
ストラップその後
今回作ったストラップはDIYに使用する道具に取り付けてます。
使わない時は「有功ボード」に吊して収納。
パラコードの強度はお墨付きなので、現場仕様でかなりハードに扱っても切れる気配はありません。
無骨な雰囲気と相まって道具にも一層愛着がわきます。