アルコールストーブ その1「つくってみよう」

アウトドアで非常に重要となる「バーナー(ストーブ)」。

「ガス」や「ガソリン」が主流になる中、未だ根強い人気を誇る「アルコールストーブ」を自作してみました。

 

※今回の記事は火を扱う事になるため十分にご注意ください。

火災・事故につきましては一切の責任を負いかねますのであらかじめご了承ください。

 

 

ロマン溢れる「アルコールストーブ」

”燃料用アルコール”を使用して着火し、外でお湯を沸かしたり調理する用途で活用するキャンプ用品です。

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現在はガスカートリッジを使用した「ガスストーブ」が主流となり、アルコールストーブは趣味のアイテムとなりつつあるようですが、

・簡単な構造で破損しにくい。

・燃料のアルコールが比較的安価である。

という点から未だ根強いユーザーが存在するのも事実です。

 

「アルミ缶を2つ用意すれば自作することが可能」知ったので胸弾ませながら早速トライ。

 

 

 

まずは下準備から

アルミ缶の処理方法

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350mlサイズのアルミ缶を2つ用意します。

※中身は入ったままの状態の方が好ましいです(塗装剥がしの際、中身が無いと缶が凹みヤスリがけが困難になるため)

 

 

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サンドペーパーを使用してひたすら表面を研磨。

最初のうちは簡単に塗装が剥げて楽しいのですが、なかなか消えてくれない塗装箇所がチラホラ現れると気持ちが萎えてきます。

※2缶目の処理終盤は発狂しそうでした。

 

ペイントリムーバー(塗装を剥がす薬剤) で剥がす方法もあるので、単調な作業が苦手な方は検討をお勧めします。

[blogcard url=”http://www.holts.co.jp/b1/MH261_ab.html”]

 

 

ようやく削り終えて休憩を取ろうとした矢先、

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      (;´Д`) ?!

 

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\(^o^)/うわああああああああああああ

 

 


(表面をヤスリ過ぎてコーラが噴射された図)

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トータルで「50分」の格闘の末、ようやく2本分の塗装剥がしが完了しました。

 

 

【処理前】
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       ↓ ↓ ↓

【処理後】
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こうして並べてみると「がんばったなぁ〜」という達成感で胸いっぱいになり、後々のストーブ作りがどうでも良くなってきたので一時休憩。

 

 

「アルコールストーブ」の制作方法

「カバーパーツ」の制作

下準備を施したアルミ缶を使用してまずは “炎が直接吹き出す”「カバーパーツ」を作ります。

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アルミ缶の底部分に「直径 約3.5~4mmの円」をマーキング。(今回は軟膏ケースをガイドとして利用しました)

 

 

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円ラインに沿って「ハンドドリル」(手元に無い場合は「千枚通し」でも代用が可能)で穴開け。

 

 

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「ラジオペンチ」を使って底部分を慎重に剥がしていきます。

 

 

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写真のように6つのラインを引いて「サークルカッター」等で円形に切り取ります(妖怪メダルが丁度良いサイズでした

 

 

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先ほど開けた「円径の穴」に被せて、缶のフチ部分に点を書きます。

3等分になるように書き込み合計24個の点をマーキング 

 

 

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印に沿って穴を開けます。(約 1〜2mm径)

 

 

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中心に開けた大穴はヤスリで削り、滑らかに加工しておきます。

※うっかり触って手を切ったりしないよう注意してください。

 

 

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「底側から30mm」の部分に印をつけて、慎重に「釘」などを使用して「小指サイズの穴」を開けます。

 

 

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穴を起点に「調理バサミ」等で丁寧に切り取っていきます。

切り口を綺麗に削れば「カバーパーツ」の完成。

 

 

 

「燃料庫の制作」

次にもう一方の缶を加工します。

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底側から「27mm」の箇所に印をつけカット。

これがアルコールストーブの「底」となります。

 

 

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缶の余った部分を豪快にカットしてシート状に広げて「37mm幅」にカット。

 

 

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「底」パーツの中心にある突起より「2mm」ほど大きめの輪っかを作り、ホッチキスで止めて固定。

 

 

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縁に「3mmの三角」の切れ込みを均等に3カ所作れば「しきりパーツ」の完成。

 

 

 

全体の組み立て

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事前に作っておいた「底パーツ」のフチ部分に切れ込みを作り、「カバーパーツ」が入りやすくするための調整をします。

 

 

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最後に「しきりパーツ」を置いた状態で、「カバーパーツ」をゆっくりと馴染ませるように被せれば完成!

 

次回は火をつけて実際に使ってみようと思います。

 

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